(※解説32)
「日本民族の自覚」とか「神国日本」とかいうと、ちょっと胡散臭いと思う人があるかも知れない。まさにこれは「国粋主義、民族主義」のイメージだからである。しかし、これはお気づきのことかも知れないが、岡の思惑とは全く違うのである。今まで岡はそう思われてきた節があるのだが、それは全くの誤解である。それはどうしてだろう。
テロや戦乱が止まない今の世界情勢をみて、社会にこの「真我」が少しでも根づいている地域が地球上にあるだろうか。改めてよく見回して頂きたい。なくもないのであって、実は辛うじて日本にある。客観的に冷静に見てそうである。
普段は気づかないのだが、我々日本人は日々の生活でも仕事でも、非常に人に気を使って暮している。こんなことをしては人様や友人に申し訳ない。こういう気持ちで暮らしていることが多いのではないだろうか。
これを公式化すると「自が先」ではなく「人が先」である。世界の人々は公言こそしないが、「自が先」でなければ生きていけないと固く信じている。実はこの日本列島の中だけ、「人が先」という原理が辛うじて通用するのである。岡のいう「日本民族の自覚」とは実は単純なものであって、正にこの事実に気づくことである。
猶、「日本民族は、私は、他の星から来たんだろうと思います」と岡はいっているが、その手段はロケットや円盤ではない。参照・講演録(6)の14
、講演録(14)の6。
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