「真我への目覚め」
【20】生命とは真我
生命について、少しお話ししますと、生命とは真我が生きていることです。これは死なない。死なないから生命です。その根本は共通の心です。普通、単細胞などという生物は、ひとひらの心の上に一粒の細胞が乗っている。人の場合は数多くの細胞が、ひとひらの心の上に乗っている。
だから、心(真我という生命)がよく働かなくなると、肉体の個々の細胞の生き方が調和を乱してしまう。だから、肉体は達者でも真の生命である真我が健全でないというような生き方をしていると、40を過ぎたら、何時癌になるかわからない、そんなことになってしまう。
肉体だけがどんなに良くても駄目、肉体は生命じゃない、生かされているのです。死なないのが生命、その生命は共通の心という源泉から来ています。だから、人は、真我が生きていて、活き活きする。血色が良いばかりが活き活きするのではない。本当に活き活きするのです。真我が生命、それによって、人の細胞は生かされているものです。
だから、この真の生命が弱くなると、肉体に支障が起こってくる。医者はそんなこと知りません。あれは自然科学だから、いくら調べても癌の原因もわかりはしない。たとえ、わかったにしても治すことはできない。あれは、真の生命、真我が健全であれば決してかからぬ病気です。リズムが乱れる。で、勝手勝手の細胞の生き方になってしまうのです。
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