「秋が来ると紅葉」
【7】 世界大戦の予想
毛沢東、近頃ソビエット領へ発砲したでしょう。あれ私、韓国へ発砲するだろうと思ってた。そうするのが自然ですから。もしそうなってたら、アメリカと中共との戦争になる。そうするとアメリカはドル防衛のために、日本の品物なんか買えない。それで今いったとうり、日本民族は滅びる。まあ普通なら、こうなってしもう。心配してたんです!それだけは、まあ向こうへ撃ってくれた。あんなん全く個人の心理ですよ。で、そんな風でしょう。
それなら、共産主義だけが困るのかっていいますと、自由主義諸国を見てみますと、自由貿易なるものをやってるでしょう。自由貿易っていうのは徹底的な貿易上の生存競争です。そして今イギリス、フランスが落伍しかかっています。
これ落伍したらどうなるか。相当欧州へも共産主義色は入り込んでます。それで拡大生産やってるんです。イギリスやフランスなんて国も。拡大生産をやらんことには、銀行から借金して工場を改良しないことには、世界の各地への売込み競争に負けてしまう。だから、加速度的に生産競争をやってるんです。それが自由主義貿易です。こんな風で、英仏が落伍したらどうなるか。これは共産主義化すると思います。放って置けば。
それで一番多い可能性は、そうするとみすみす共産主義化するということは、自国が滅びることだと政治家は思うでしょう。そうすれば、イギリス魂などというのは、自分の国が滅びるくらいなら相手も滅ぼすというのがイギリス魂。だからイギリス首相なんていうのはいち早くアメリカへとんで行く。
そして、こんな風じゃあ英仏は共産主義化する。そうしたら西独だって共産主義化せざるを得んだろう。欧州が共産主義化すれば、これは文化が高いから世界の均衡は破れてしまう。放って置きゃあそうなる。いっそ今のうちに戦争を始めようじゃないかと説くと思う。そして、多分すると思う。
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