「1969年の質疑応答」
【3】 皇室と国旗
(質問) 先程からいろいろ岡先生のお話を承りまして、民族精神の高揚というために、ここにお集まりになってる青年の方にはちょっと私と考えが違うと思うんですけど、岡先生の先程からのお話の中にはございませんでしたが、民族精神を高揚するために「皇室と国旗」について、先生のお考えを承りたいと思います。
(岡) あのう、皇室がわかるためには、皇室というのは情操に 入るんです。で、民族的情操というものがもっとよくわかって来なければ、わかりません。国旗の方はわかりやすい。
あれは民族が生きていくためには、団結して国を作らなきゃあならん。その団結のシンボルが国旗です。こんなものを焼くのは無茶です。今、団結して国を作ることによって 生きて行こうとしていない世界の民族はないといって良い、日本だけです。これは人類は口では「かれこれ」いいますが、実際は野蛮であって、そうしなきゃあ民族は生き延びられない。それで非常に団結しようとしています。そのシンボルが日本なら国旗なんです。
ところが実情は、何しろ愛国って終戦後いわない。松山市のある小学校が2月11日に日の丸を出した。そうすると松山市の警察が、そんな思い切ったことをされては何時大騒動になるかわからないといって、ハラハラしてたというお話がある。それが日本の団結の現状です、お話にならない。すこーし見回してみたらいい!日本以外で愛国をいってい
ない国は1つもありません!日本はそんなんです。
いやあ、社会党、共産党が反対する。彼等は日本の国を壊そうとしてるんだから、反対するの当り前です。人類は未だ野蛮なんです、口でいうだけで実行できん。だからどの民族だって、強固な国という団結を作ることによって生き延びようとしています。日本もそうすべきです。全く終戦後の日本だけですよ!全然、国の団結ということをいわなかったのは。今だって愛国といわないこと、この通り。
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