「創造の視座」
【41】日本民族の足跡①
天の月読の尊を囲み無量の神々が日本民族を教えはじめた。つまり古事記のはじまりは一体いつごろだろうかということですが、日本には高天が原という伝説がある。暑いときは非常に高いところへ登る。そうすると、高いところは空気が希薄だから、いわゆるエチオピアぼけというふうになる。第1の心がよく働かなくなる。そうすると第2の心がよく働く。
これはいつごろだろうかというと、最近地球が一番暑くなったのは、今から10万年前、だから高天が原時代というのは、大体10万年前だ。場所はおそらくチベット高原だろう。ところで古事記の始まりというのはいつごろだろう。
ところが人は暑い時に教えはじめるのがよいか、寒い時に教えはじめるのがいいかといいますと、北原白秋は「雪の降る夜は楽しいペチカ、ペチカ燃えろよ、燃えろよペチカ、昔、昔は燃えろよペチカ」こういっている。いかにもそうだろう。
寒いときは、いわば溶かした液を結晶させるというのには適しているだろう。つまり形をとらせるには適しているだろうが、教えはじめるには適しない。寒いときが一番はっきり印象に残るものだ。教えはじめるのは一番暑いときがよいだろう。そうするとその前暑かったのは、今から30万年前、こういう見当がつく。
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