岡潔講演録(30):岡潔先生と語る (2) - 西洋文明の限界 -:【5】放てば手に満てり
岡潔講演録(30)
「岡潔先生と語る 」(2)- 西洋文明の限界 -
(男性)先生これは解釈間違っておりますでしょうか。「はなてばてにみてり、一多のきはならんや」ということを先生はよくおっしゃいますね。
(岡)ええ。「はなてばてにみてり、一多のきはならんや。かたればくちにみつ、縦横きはまりなし」、ええ。
(男性)それは結局、自我をはなすと、無心になると、お前の中にいっぱいあるじゃないかと・・・
(岡)ええ。そう、そう、そう。
(男性)無差別智がいっぱい働くじゃないかと、こういうことを云われてる訳ですか。
(岡)ええ、そうです。心の働きが手に満つるのです。
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