「人類自滅の危機」
【9】 ヒューマニティー
それから、潜在意識的に頭頂葉を指して、ヒューマニティーという言葉になる。ヒューマニティーという言葉は肉体を連想します。そして何よりも人命が大事だなんていうのはこれです。何よりも人命が大事だなんていった日本人は、明治以前にはなかった。これは運動領を通ったら、そうなる。まだあるだろう、こういう特徴。運動領を通るために出てくる特徴。ともかくヒューマニティー、人命尊重なんて運動領を通るから出て来たんです。
そんなもの、かわいそうにというのから出て来るんだったら、なんで人を殺しちゃいけないのに、動物は殺してもいいんです。そんな理屈ない。あれは人知の現状では、止むを得んからこらえてくれよとでも言わなくては。そんなもん、動物はみな殺したらいかん。だから慈悲心じゃないんです。そんなもの人は殺しちゃいかんが、動物なら殺してもいいっていうくらい、得て勝手な。決して慈悲心ではない。
つまり、肉体通るから、そうなる。つまり、人体と関連してヒューマニティーという。そのほかいろいろ、ヒューマニティーって言葉は肉体を連想する。体もそう通りゃしませんが、それを支配している頭を通りゃ同じことです。まだあるかも知れない。
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