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 2015.08.13 up

岡潔講演録(16)


岡潔 「嬰児(えいじ)に学ぶ」の解説(抜粋)

講演日 :1969年10月26日

於 足利市民会館

 

横山 賢二

はじめに

 前回の前書きでは、現在この研究会にご協力頂いている方々をご紹介したのだが、今回は今日までにご支援頂いた方々を極く簡単にではあるが、思い出してみたい。

 先ず、私の母校である高知学芸中学、高校の建学の父、内田八朗先生である。私は岡潔と出会う前から、この日本文学の先生である内田先生に習ったのであるが、当時の社会の潮流に流されて西洋ばかり向いていた私の目を、日本に向けさせてくれたのはこの先生であった。私が岡潔をわかる下準備は、この先生がしてくれたものと感謝している。

 次は私が42才の時、全てを捨てて岡潔研究会をはじめた矢先、運命的に出会った土佐の良寛、大野長一先生である。私はこの先生に3年半の間、カバン持ちとしてご指導頂いたのであるが、思想家として、養護教育者として、また画家としての先生の「生き様」から、1つのことを倦まずたゆまず貫き通す生き方を学ばさせて頂いた。私はこの先生に「よし、この道を行け!」と背中を叩かれたものと今も思っている。

 最後に、大野先生亡きあとの10年程、研究会を支援してくれたのは、土佐黒潮鉄道社長であった甲藤義信先生である。研究会の会員が少ない中、私は甲藤先生の田舎風のお宅におじゃまして、熱烈に語り合うのを唯一の慰めとしていた。「日本はいつ目覚めるのだろう!」と亡くなられるまでいっておられたのを今思い出す。

目  次(下の項目をクリックしてお読み下さい)

【1】 消えざるものはただ誠

【2】 意識を通さないでわかる

【3】 古代数学のはじまり

【4】 ソクラテスの道徳観

【5】 孔子の仁と義

【6】 老子の(にょ)

【7】 天皇無所有の思想

【8】 茫然自失のはずの物理学

【9】 日本の知識階級

【10】 成壊(じょうえ)(こう)

【11】 日本文明を起こそう

【12】 晩年の三部作

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